2019年11月20日 忍び逢ひ 弐 ふたりで達したあとは 文字では話せなかったことを たくさん話した。 そしてまた身体を共有、 鍵と鍵穴はぴたりと合わさり 確かめ合い、昇りつめる。 外しては掛ける、 何度かそれを繰り返した。 出逢ったのはいまからでも遅くはないよ。 話せば話すほど ほんとうに引き寄せられた ふたりだったのだと また鍵を合わせる。 求めあった濃密な時間は 時を超過。 ランチのあとから入った 建物を後にし、 駅に向かって ふたりで再び歩き出した街の中は イルミネーションで キラキラしていた。 カテゴリなしの他の記事